『社内勉強会』
vol.73

おはようございます。
株式会社プラスエイチです。

隔週開催の社内勉強会、昨夜は第73回目を実施しました。
当社では年間約26回の社内勉強会を行っており、その目的は以下の通りです。

 

1)社員のスキルアップ

経営勉強会は従業員のスキルアップを目指します。
日々の業務だけではなく経営の基礎知識や最新の経営トピックスを学ぶことで、自分自身の専門性を高めることができます。
また部署を超えた交流の機会があるため新しいアイデアを得ることも期待しています。

 

2)経営戦略の共有化

経営勉強会は経営戦略を共有するための場というも目的もあります。
経営陣と同じ空間で同じ内容を学ぶことにより、直接情報を収集することができ企業ビジョンや経営方針を共有することができます。これにより企業の方向性を理解し自身の業務に活かすことを期待しています。

 

3)チームビルディング

経営勉強会は、チームビルディングの目的もあります。
部署を超えた交流ができることで、社員同士の親睦が深まり、チームワークが向上することを期待しています。

 

4)従業員のモチベーション向上

従業員のモチベーション向上につながることがあります。
自分自身の成長につながる勉強会に参加することで、自己実現やキャリアアップにつなげて欲しいと期待しています。

 

以上のように社内勉強会にも様々な目的意識を持って開催しています。
全員の共通認識が整っているとはまだ言えませんが、少しでも目的を理解してもらえるようコツコツ継続していきます。

 

それでは本日も最後までお付き合いいただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

 

■自らを追い込む
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・余裕のなかで生まれるアイデアは単なる思いつきにすぎない

・苦しい状況から逃げることなく真正面から挑んでいく

・自らを追い込めば、不可能と思われることも可能になる

・追い込む=熱中、没頭すること、意識が集中している状態

・余裕のあるうちに全力を出し切れ

 

■土俵の真ん中で相撲をとる
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・前倒しの試験勉強で常に満点を目指す

・常に安全弁をおきながら確実に仕事を進めていく

・計画は圧縮して立てる

・業績が悪くなる前に新しいことに着手する(絶好調の時に行動する)

 

■本音でぶつかれ
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・建前や常識ではいい仕事はできない

・建前は今まで通りでいいと考える人の言い分

・本音=建設的でポジティブな議論でなければならない

 

■私心のない判断を行う
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・私心のない判断が最良の解を生む

・自分さえよければという利己心を抑え〝人間として正しいか〟〝私心をはさんでないか〟と常に自問自答して判断する

・自分というものを〝無〟にして物事を考える、自分を犠牲にして考える

・客観的に正しい判断をする、他人事として考えると私心がなくなる

・本能(私心)で判断するのが人間、意図的に一度深呼吸をしえみる

 

■バランスのとれた人間性を備える
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・科学的な合理性と豊かな人間性をあわせ持つ

・強さと優しさ、専門力と人間力、合理性と人徳、現実とロマン、相反する二面性を持つ

 

■知識より体得を重視する
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・「知っている」ことと「できる」ことを同一視してはならない

・理屈、理論を知っていることを、あたかもできるかの如く思い込んでしまうのは危険

 

 

以下、参加者の感想

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Q1:今回の講話で最も印象に残ったフィロソフィはどれですか?また選んだ理由は?
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『自らを追い込む』
今の仕事に対し、あとから後悔がないのかを考えた場合、まだ足りていないと思った。
当社がいる業界は決して好調ではないが、現実から目をそらさず正面からぶつかっていないのかもしれない。
建設的な意見やポジティブな意見は、真剣に向き合っているかどうかで言葉の重みが違うはず。
一人ひとりの成功体験も重要だが、会社として大きな仕事をチームとして取り組み達成感を味わう、多くの従業員を巻き込み、やりがいをもって仕事に向き合うことが必要だと感じた。

 

『バランスのとれた人間性を備える』
自分は全くバランスが取れていないと思う、特に人徳や自己をコントロールする能力が必要。
感情的になったり、落ち込んだり、ネガティブな発言だったりするが、心に余裕があれば周囲にも優しくなれると思う。

 

『知識より体得を重視する』
スポーツでも本を読んで基本を勉強するが、うまくなるためには実際に練習することが必要です。
〝知っていること〟はもちろん重要だが、本を読んだら必ず成功するということはない。
過去の成功体験として、ダメ元でも自分の主張をするとうまくいくケースがあった、この経験から何事も言ってみることが重要だと思った。どちらか片方ではなく、知識と行動の両方をセットで取り組んでいこうと思います。

 

 

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■まとめ
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今回の講話は2021年6月に拝聴しています。

ノートを遡って確認すると前回はそこまでメモを取っていませんでしたが、今回はノート一面にメモを取っています。

これは当時と比べると置かれている状況や環境の変化があり、同じ話でも感じ方が異なっていることが分かります。

メモが多いということは、それだけ今の自分にとって必要なキーワードが多く反省すべき点だと認識しています。

 

そこで、今回のフィロソフィを自分なりの観点でポイントをまとめてみます。

1)自らを追い込む
「人事を尽くして天命を待つ」という言葉のように、できることは全て精一杯やり、中途半端でなく最後までやり切ること

2)土俵の真ん中で相撲をとる
〝常に土俵際である〟という気持ちで仕事に取り組む

3)本音でぶつかれ
相手の欠点をあげつらうようなことではなく、〝誠実に対応する〟と置き換えても良いのではないかと思った

4)私心のない判断を行う
自社だけ、自部門だけ、自分だけ、〝だけ〟では周囲の協力を得ることはできない

5)バランスのとれた人間性を備える
道理を考えた合理的な姿勢、人間の中身を視た円満な人間性、両極端な一面を持つことで人間の幅が広がるのではないか

6)知識より体得を重視する
中小企業には資金も人材も設備もない、だから知恵が必要。知恵は知識からではなく経験からしか生まれてこない。

 

京セラフィロソフィは精神訓話という印象を持たれる方も実際には多いと思います。

経営には戦略・戦術、マーケティング、財務などテクニカルな面も大切なスキルですが、どのような思考回路を持つかも同等に大切なスキルだと考えます。

例えば『本音でぶつかれ』は捉え方を間違えると大変危険です。

本音で言えば良いのだと感情のまま相手の欠点を攻撃し、ネガティブ発言で相手を誹謗中傷する。

本来は相手に善かれかしという想いを持ったうえで本音で伝えることが建設的な議論となります。

ちょっと言葉を知っている、自分にとって都合よく解釈する、物事の本質を見抜く力を養うことは良い仕事を進める上でとても大切な要素です。

まだまだ反省すべきことは山のようにありますが、その分伸びしろもたくさんあります。

何か一つでも本日から活かしていけるよう、頑張ってやっていこうと思います。

いつも自主的に参加してくれる社員さん、ありがとうございます。