『社内勉強会』
vol.72

おはようございます。
株式会社プラスエイチです。

 

本日は当社が行っている社内勉強会の詳細をブログにてご紹介させていただきます。
今回の教材は、テレビ東京のビジネス情報番組「カンブリア宮殿」にて昨年11月放送回、
創業8年のベンチャー企業〝株式会社クラダシ様〟『売り手・買い手・世間まで! 三方良しビジネスの舞台裏』です。

ビジネスとはシンプルに〝お客様が抱える問題を解決していくこと〟
その問題からより大きな影響を与えることが社会問題に繋がり、具体的には〝貧困〟〝医療〟〝環境〟〝教育〟〝社会的不平等〟などが挙げられます。

そんな社会問題より、今回は環境にあたる〝フードロス削減〟の解決を目指した企業の取り組みを学びます。
最後までお付き合いいただけたら幸いです、よろしくお願いいたします。

 

 

■内容
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原油価格の高騰や円安の影響で、食品価格が相次ぎ高騰している。そんな中にあって、大手メーカーの食品を「最大97%オフ」という激安価格で販売し、急成長を遂げている企業がある。それが「クラダシ」というベンチャー企業だ。この激安を実現させる秘密が、独自に生み出した「流通の仕組み」にあった。実は、クラダシが扱っている商品の多くは…賞味期限がまだ残っているにも関わらず、店頭で販売できなくなった“もったいない商品”。例えば、賞味期限の3分の1が過ぎたことで小売店に納品できず、問屋からメーカーに返品されてきた商品だ。クラダシは、こうした日本独自の商習慣「3分の1ルール」によって返品された商品を買い上げて消費者に安く販売する、フードロス削減の仕組みを構築させたのだ。激安価格とフードロス削減の両立を実現させる新しい仕組みを生み出したクラダシ!その躍進の秘密に迫る!

 

【業界のタブーに挑め!“もったいない”を“お得”に変える新ビジネス】
大勢の客が殺到するクラダシが期間限定で出しているリアル店舗。客の目当ては、他にはない激安価格の商品にある。「キッコーマンの鍋つゆ」は…71%引き、鍋のお供「マロニー」は…58%引き、大手メーカーのオリーブオイルも24%引き。店では激安商品が、まさに飛ぶように売れていた。実は、このクラダシの仕組みを喜んでいるのは消費者だけではない。商品を提供するメーカー側も廃棄処理などでコストの負担があり「3分の1ルール」には頭を抱えていたという。そして、このルールが大量のフードロスを生み出してきたという。これまで誰も解決できなかった、この日本の商習慣を打ち破り、新たな流通ビジネスを構築した「クラダシ」は、一体どんな魔法を使ったのか?いまや大手食品メーカーなど約1000社と取引し、過去最高の売り上げを記録する「クラダシ」!売り手、買い手、世間の、誰もがハッピーになる新ビジネスの舞台裏を徹底解剖する!

 

【100戦100敗は当たり前!諦めない男が業界の常識を変える】
日本の商習慣を打ち破る仕組みを作り上げた関藤。もとは、商社マンとして海外を渡り歩いていた。そんな中、赴任先の中国で形や大きさの規格が少し違うだけで、大量に廃棄される食品メーカーの現状を目撃する。さらに、転職したコンサルの会社でも、日本独自の「3分の1ルール」によって大量のフードロスを生み出す現場を目の当たりにした。大量生産、大量消費の現場で見た、こうした問題に、関藤は「素通りはできない」と感じ、フードロス削減を目的にした会社の起業に動いたのだ。しかし、現実は甘くなかった。これまで商習慣を守ってきた食品メーカーから全く賛同が得られず、100戦100敗。商品を提供してくれるメーカーを見つけることができなかったという。そんな逆境の中で関藤はどうやって「クラダシ」を成功に導いたのか?ピンチを乗り越えてチャンスをつかんだ関藤の仕事術に迫る!

 

以下、参加者の意見です。

■設問1:あなたが今回の放送で学んだこと、気付いたこと、強く印象に残ったことを聞かせてください
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・社長の言葉「100戦100敗しても1000回挑戦する」

・事業の大義(フードロスをなくす)が世の為になっていて、自社だけが良くなれば良いのではなく、世の中を変えていきたいという気持ち

・メーカーから特価商品が出る理由は、当社の業界とも同じだと思った

 

■設問2:設問1でそう感じた理由を聞かせてください
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・諦めなければ負けはない、信念を持ち踏ん張り続けているが、先のことを読む力が長けていると感じた

・メーカーとしては定番商品を安売りすると価値が下がる意味も分かるが、社会問題を解決し貢献するという強い想い

・以前は価格が崩れるという常識(デメリット)が中心だったが、その常識が覆ってきているのかもしれないと思った

 

■設問3:今回の放送から、自身の業務で活かしていきたいこと、取り組んでいきたいことを聞かせてください
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・自社が儲かることや自分だけが良いということでは成り立たない、みんなが幸福になるような仕事を心掛けていきたい

・「買い取った(仕入れた)商品は全て売る」という意思と工夫。何かの理由を付け〝仕方がない〟という言葉や気持ちををなくす

・こういった企業が存在する以上、当社も特価品の入手が困難になることが予想される、自社独自のメリット(強み)を作っていくことが必要

 

 

■まとめ
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今回はビジネスモデルを学ぶことと同時に〝企業にとっての社会貢献の重要性〟がテーマです。

そこで、まずは企業が果たすべき社会貢献ポイントを振り返っておきたいと思います。
企業や団体において若干違いはあると思いますが、大きく見ると下記4つのポイントが挙げられます。

1)経済的貢献:ジョブ創出やGDPの増加など、経済的な貢献を果たすこと
2)社会的貢献:地域社会や社会全体に対して、教育支援や社会的なイベントのサポートなど、社会的な貢献を果たすこと
3)環境的貢献:環境保護や持続可能なビジネスの実践など、環境的な貢献を果たすこと
4)エシカル貢献:適正なビジネス行動や倫理的な基準の遵守など、エシカルな貢献を果たすこと

我々のような中小企業は地域社会に根付いていることが多いため、地域社会との繋がりを役割を担うことも強く期待されていると考えます。

参加者の感想をみても、一人ひとりの持ち場・立場によって捉え方は様々であり、受け持つ業務の内容によっても見方は異なっていますが、私個人の率直な意見としては、経営理念・VALUE(行動指針)・VISIONだけでなく、もう一つMISSIONを言語化させる必要があると感じました。

・お客様の問題を解決することだけでなく、アミューズメント業界の成長発展のために何を成していくのか?
・我々の仕事は何の為にあり、お客様の課題を解決することにより、どんな未来を実現させるのか? 等々

全従業員が共感・共有・納得できる企業としての使命を作り上げていくことで、どのように社会へ貢献していくのかを明確にすることにより、自分自身がどんな仕事をしていけば良いのかを客観視できるようになるのではないでしょうか。

参加してくれた社員の皆さん、ありがとうございました。