『社内勉強会』
vol.69

おはようございます。
株式会社プラスエイチです。

 

昨夜は2022年度最後の社内勉強会を開催しました。

今回は稲盛和夫氏の提唱する「京セラフィロ」のひもとき4回目の講話です。

小さな努力の継続が未来に繋がる、只々その想いで始めた勉強会も今回で69回目。

人はどんなことでも継続することが大切だと分かっていても、なかなかそれが出来ないのも事実。

不平、不満といった意見もあるかもしれませんが、いつかこの努力が実を結ぶと信じて継続しています。

本題に入る前に、あるビジネス詩集に『継続すること』というタイトルがありましたのでご紹介します。

 

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『継続すること』

 

どうしても続かない
いつの間にか戻っている
少しの進歩もしていない

どうしてこうも続かないのだろうか

決意したこと 自ら決めたこと
続かなければ 何も決意していないのと同じこと

どうしたら自分の意志を強くできるのか
よい方法があるのだろうか
誰かが強くしてくれるのだろうか

強くする道は・・・・・

自分で強くするしか道はない

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それでは今回のブログも最後までお付き合いお願いします。

 

 

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■感謝の気持ちをもつ
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・仕事だけでなく人生で生きていく上で最も大事なこと → 感謝をする

・お互いに信じ合える仲間となって仕事を進めていくためには、常に周囲への感謝の気持ちを持つことが大切

・生きていることに感謝する

・感謝するとは、自分自身が他に対して遜らなければ、感謝という心は出てこない

・不平不満、愚痴は人生を暗くし不幸にし、対極にあるのが感謝であり、感謝することで人生は素晴らしいものになっていく

 

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■常に明るく
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・人生がうまくいっている人は必ず明るい心を持っている

・心根が暗く、不平不満ばかりこぼしているようでは、決して素晴らしい人生を歩むことはできない

・誰にも負けない努力をするという「根性」は必要

・自分の人生は素晴らしく明るいと信じて、困難、苦労、苦難にめげず、未来を明るく描いていく

・物事を明るく善意に受け止める

・世の現象はすべて自分の心が招いたもので、暗く拗ねた心で送る人生は、ろくなものではない

 

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■仲間のために尽くす
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・自らの人格を向上させていくために大事な行為

・全社員が経営者と同じマインド、考え方、精神でもって会社を運営するのが一番強い会社

・仲間のために仕事をする精神がアメーバ経営の神髄

・会社に大きな貢献をした部署に与えられるのは称賛と賛辞

・みんなで努力をし、みんなで物心両面の幸福を実現することが重要

 

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■信頼関係を築く
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・会社行事は全員参加が鉄則

・慰安旅行は遊びではなく、社員間の絆を深めていくため

・絆を深めるにはまずお互いを知り合うことから

・上司が部下のことを知っているか、逆に部下が上司のことを知っているかどうか、これこそが信頼関係を作っていく基盤

・企業内ではお互いを知り合うことが信頼関係の始まりであり、終わりでもある

 

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■完全主義を貫く
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・最後の1%の努力を怠ったがために受注を失ったり不良を出したりすることがある

・消しゴムで消して直せばいいというのは許さない

・ベストとパーフェクトの違い

・人間ですから完全なことなどできるはずはない、しかししれでも完全主義を貫いていこうという意識を持って努力していくことが大切

 

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■真面目に一生懸命仕事に打ち込む
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・真面目に一生懸命に努める結果として報酬が得られるばかりではなく、その人の人間性が向上し、人格が高まり、心を美しくする効果が得られる

・あることに打ち込んで必死に努力を行うことであり、その努力が人間というものを大変立派にする

・勤勉なる労働を通じてこそ真の人格が形成される

・リーダーとして一番重要な資質とは、常に深く物事を考える重厚な性格を持つ人格者であるべき

・人格とは多くの知識を詰め込むことではなく、日々の労働を通じて向上させることができる

 

 

以下、参加者の感想

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Q1:今回の講話で最も印象に残ったフィロソフィはどれですか?また選んだ理由は?
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□常に明るく
・先日のセミナーで営業に必要な要素として「元気」「知識」「つながり」があった。全て大事なことではあるが、特に「元気」が全てに共通します。元気がなければ未来にも繋がらないので、単純だが常にやり続けること難しいことでもあるので努力していきたい。

 

□仲間のために尽くす
・個人的に働いていく上で重要視している項目であり、働き甲斐になっているのかもしれません。
自分の為だけに頑張るのは限界があるが、会社の為、仲間の為となると頑張れることも多いと思う。

・利他の心も必要だが、それ以上に周りが見れる人にならなければならない。人の業務を助けることで自分の業務が疎かになってしまってはいけないので、しっかり周囲の状況を確認しながら感じる力が必要だと思った。

 

□信頼関係を築く
・信頼関係構築には時間と行動が必要だと思う。本人の熱量をどう伝えるのか、これは商談でも同じで端的に話し、お客様を受け止める。対話の割合も3割話し、7割聞くことを意識して信頼関係を築いていきたい。

 

□真面目に一生懸命仕事に打ち込む
・他人に打ち込んでもらうのではなく、まず自分自身が取り組むことで周囲の空気が変わっていくと思う。人格・人間性を高めることにも繋がるので意識してやっていきたい。

 

 

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■まとめ
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今回の6つのフィロソフィは仕事・人生をより良くしていく為に必要な心の状態、いわゆるマインドを高める内容が中心です。

個人的に響いた項目は『常に明るく』です。

どんな逆境にあっても、どんなに辛くても、常に明るい気持ちで理想を掲げ、希望をもち続けながら一生懸命努力を重ねていく。

これは、当社が今期掲げるスローガン『苦境の時こそ積極的に』にも通ずる内容です。

新型コロナ、エネルギー高、物価高騰など様々な外的要因により苦しい状況が続いている中でも、未来には光があると信じ積極的にチャレンジしていく姿勢を忘れずやっていこうという想いです。

 

例えば、物事をどのように捉えるか、ポジティブにとるかネガティブにとるかは自分で決めることができます。

これは物の見方を一点に絞らず、多方面から見る習慣を付けることで習得できる個人スキルです。

善・悪でも片方から見れば善、しかし見方を変えると悪に見えるように、どういった角度で物事を見るかで捉え方が変わり、未来も変わってくるのであれば、自身の捉え方を意識的に注意することが大切だということ。

私自身、日々の仕事でうまくいっていない時の思考パターンを振り返ってみると、暗くネガティブに捉えていることが多くあります。

そういった経験から今回のフィロソフィが響いたのかもしれません。

また『仲間のために尽くす』では、先日のカタールW杯で36年ぶりに優勝したアルゼンチンが良い例だと思います。

世界一のサッカー選手『リオネル・メッシ』は、誰もが欲しがるタイトルを個人・クラブでも獲得していましたが、このW杯だけ取れていませんでした。今大会でメッシは年齢的にも最後のW杯になることが分かっていたアルゼンチン代表メンバーは、「メッシにW杯を送る!」というチーム全員が目標が共有されている中で戦い感動的な結果を残しました。

まさにこの『仲間のために尽くす』を具現化した好事例だと思います。

 

今回は、2022年最後の勉強会でしたが今年も1年間継続的に協力参加してくれる社員さんには心より感謝の気持ちで一杯です。

また来年もしっかり学ぶ組織、学び続ける組織を目指し、誰にも負けない努力で頑張っていきましょう。