『社内勉強会』
vol.63

こんにちは。
株式会社プラスエイチです。
本日のブログは社内勉強会の内容となります、良ければ最後までお付き合いください。

 

今回よりフィロソフィの紐解きも3周目を迎えます。

1回目 → 意味がよく分からなかった
2回目 → 自分の仕事や自社と照合できた
3回目 → 現在の立ち位置や置かれている状況に応じ感じ方が変わってくる

同じ話でも繰り返し勉強していると、少しずつ視座が上がるのと同時に見方や聴こえ方も変わってきます、そうなると新たな発見を見つけたり忘れてしまっていたことに気付くことができます。

 

当社では、7月~9月にいくつか問題が発生しました。
そこでの判断に対し少し違和感を覚えることもあり、改めて〝何が正しいのか〟という考え方の見直しが必要だと感じました。

これが3回目のフィロソフィ勉強会を実施しようと思った理由です。

人間はなかなか今までの考え方や言動を変えることが難しい生き物です。
しかし強い意志を持って〝変えていこう〟という気持ちさえあれば、少しずつ変化の兆しが表れてくるのではないでしょうか、そういった自分自身を見つめ直す意味も含め、今週も愚直に勉強していきましょう。

 

■『人生・仕事の結果=考え方×能力×熱意』

考え方とは「哲学・人生観」を指し、能力・熱意が大きければ少しのマイナスが全体では大きなマイナスとなる。

■フィロソフィ浸透に対する従業員の反発

価値観・人生観の不一致により退職者が出ることもあるが、会社として思想哲学を合わせることが成長発展には必要だと信じやり続けた結果、世界的な大企業へと発展することができた。

■どの山に登りたいのか?

会社また個人が今後どこまで行きたいのか?この場所が高く遠ければ当然それに伴う準備も異なる。
会社の目指す未来だけでなく、個人でもどういった人生を生きていこうとするのかによって考え方は違う。

■会社はトップの器量、トップの人格に合ったものにしかならない

「カニは甲羅に似せて穴を掘る」と言うが会社はトップの器以上、人格以上にはならない。
会社を立派にし、自分の人生を素晴らしいものにしようと思えば、自分の人間性を高め、人格を磨いていく、それ以外にはない。

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①心をベースとして経営する
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信じ合える仲間、集団をつくる以外に会社を発展させる道はない。
一人ひとりの思いが違ったり、不平不満があったりするようではどうにもならない。

 

 

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②公明正大に利益を追求する
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自由競争の中で決まる価格はリーズナブルな適正な価格のため、決して自分だけが暴利を貪ることはできない。
厳しい価格競争のなかで合理化を進め、付加価値を高めていく努力が利益の増加を生む。

 

 

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③原理原則にしたがう
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常識に頼るのではなく、どうあるべきかという本質に基づいて判断行動する。
人間として正しいものは何か=原理原則。

 

 

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④お客様第一主義を貫く
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お客様の望まれる価値を生み出していく。
お客様に喜んでいただくことが商いの基本。
お客様に喜んでいただくことを続けなければ利益を上げ続けることはできない。

 

 

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⑤大家族主義で経営する
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経営者と従業員、資本家と労働者という対立関係でなく、あたかも親兄弟のような人間関係で会社経営を行うこと。
ただし「甘え」がでてしまうため、次章の実力主義が必要になってくる。

 

 

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⑥実力主義に徹する
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大家族主義 ↔ 実力主義。
本当に力のある人とは、職務遂行の能力とともに、人間として尊敬され、信頼され、みんなのために自分の力を発揮しようとする人。
年を取っているから、社歴が古いからといって、能力がない人を組織の長に据えることは慎まなければならない。

 

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⑦パートナシップを重視する
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一つの目的に向かって行動し、自らの夢を実現していく同志の関係、つまりパートナーシップという横の関係。
お互いを理解しあい、信頼しあえる人間同士の結びつき。

 

 

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■参加者の感想■
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●会社は人の集まりなので、意志の方向性やベクトルを合わせることの大切さが講話の中に隠されていたと思う。

●「お客様第一主義」は個人的にも常に意識していて、その基準にあるのが相手に笑って欲しいと思い行動をしている、これは今後も続けたい。また、大家族主義と実力主義は対の関係なので、職位が上がり立場が同じになったり、年上部下ができることもあります。そういった時に相手から信頼・信用を得るため必要になってくるのがこれまでの努力を継続することだと思う。当社においても経営理念・VALUEを全員で実現していくという想いを持ってやっていきたい。

●「心をベースに経営」は仲間を信頼すること、相手の意見を否定せず判断材料にする、お互いが心を共有していくこととも言えるのではないかと思う。「お客様第一主義」では目先の売上よりもお客様に喜んでもらえることが重要だと感じた。会社全体での一体感、経営者、管理者、部署などの関係性を高めるためのコミュニケーションを取っていかなければと思う。

●「人生・仕事の結果」にある熱意、世界一を目指す言葉が社員に伝わり浸透し、会社が大きくなっていったのだと思う。「公明正大な利益」は仕入価格の交渉による努力をしているが、まだ満足できる状態ではないので継続していく。「お客様第一主義」では、目先の売上や利益に惑わされず、先のことを考えた言動が必要だと思う。

 

 

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■まとめ■
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京セラフィロソフィの紐解きも今回から3周目になります。

以前聞いた内容であっても、現在の状況や置かれている立場、学びの量によっては全く違った気付きを得られます。

繰り返し拝聴し考え、明日からの仕事に活かしていきましょう。

誰かがやってくれるだろうという受動的な考えではなく、

どうしたら、より良い会社になっていくのか?

どうしたら、もっと売上・利益を上げることができるのか?

どうしたら、お客様に今より喜んでいただけるのか?

こういったことを一緒になって考え行動した結果、数年後に「自分たちはいい会社を作った」と一緒になって言えたら最高です。

なぜ、稲盛和夫氏がフィロソフィを手帳を作成してまで従業員全員に浸透させようとしたのか。

なぜ、フィロソフィ教育を行って破綻したJALを世界最短で再上場させることができたのか。

GAFAM創業者のような天才的なイノベーションやテクノロジーは持ち合わせていなくとも、

仕事・人生がより良くなるための肝が『考え方』にあるということは、我々のような凡人でも真似できます。

何事もまずはやってみる、そういう気持ちでやっていきたいと思います。

 

いつも参加してくれる社員さん、今回もありがとうございました。