おはようございます。
株式会社プラスエイチです。
昨夜は62回目の社内勉強会を実施いたしました。
8月は諸事情により開催することができませんでしたので、約1ヶ月半ぶりの開催です。
今回の教材はテレビ東京の経済情報番組『カンブリア宮殿』より「株式会社OKULAB」さんの取組を勉強します。
当社も愛知県豊田市にて1件のコインランドリー<サニーデイズランドリー>を運営しております。
集客型のビジネスモデルのため、〝見込み客から利用客、利用客からリピート顧客、リピート顧客からファン〟と数あるコインランドリーの中からいかにお客様に選ばれ続けることできるかが業績の根幹になっていることは理解できています。
お店は『顧客満足度地域一番店』の目標を掲げ、運営責任者がお客様の声を素直に伺いながら運営に反映させ、日々改善を繰り返していますが、なかなか思うように業績に反映できていないのが現実です。
そんな悩みを解消すべく、今回はコインランドリービジネスをいかに進化発展させていくかのヒントを掴むため社員の皆さんと一緒に学んでいきます。
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コインランドリーの数がこの25年間で2倍に増えている。共働きの増加で平日は自宅で洗濯ができず、週末にまとめて大型の洗濯乾燥機が揃うコインランドリーに持ち込む家庭が増えたことが一因だ。そんな中、劇的に進化しているコインランドリーとして話題なのが「バルコ ランドリープレイス」。洗練され内外装だけでなく、洗濯機や乾燥機、洗剤への徹底的なこだわりが多くの利用者を惹きつけている。
運営する「OKULAB」という会社は、創業からわずか6年で全国140店舗以上に展開、売り上げ21億円と急成長。創業したのは、元々三洋電機で業務用洗濯機のエンジニアだった人物。「洗濯で世界を変えたい」と言う、革命児の挑戦を追った。
【コインランドリーのイメージを覆す!斬新な店舗が出現】
2019年、OKULABが代々木上原にオープンしたのが、カフェを併設したコインランドリー。
店内では本格的なコーヒーやスイーツを優雅に堪能し、パソコン作業などをしながら洗濯が終わるのを待てる。従来のコインランドリーは「薄暗い」「清潔感がない」などのイメージがあったが、女性でも入りやすい洗練された内装が人気だ。
洗濯機能や仕上がりにもこだわりが。洗濯機は羽毛布団用やスニーカー専用も揃い、特注の天然素材の洗剤も使っている。洗濯代行サービスもあり、大きな袋に洗濯物をまとめて預ければ、専門スタッフが洗い、乾燥、たたみまでやってくれる。
さらには、靴マイスターが素材や状態に合わせたクリーニングのほか、修理までしてくれる。洗濯機ごとの空き状況や終了時間がスマホで確認できる利便性もうけている。
いま、フランチャイズの希望者も増え、出店地域に応じた様々なサービスも生まれている。
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▼参加者の感想▼
〇コインランドリーでの待ち時間の過ごし方をはじめ、ただ洗濯を済ませるだけでなく、それ以上のサービス・付加価値を常に考え続けていることは見習うべき点だと感じた。自分も日々同じ仕事の繰り返しになりがちだが、より良いサービスにするために考えて仕事に向き合おうと思う。
〇特に気になったのは「本物の情熱」というフレーズ。熱意があるからこそ、それを実現するための人が現われてくる。代表の方は儲けたいよりも社会貢献したい気持ちが高い方なんだと感じた。紹介されているのは東京での出店状況だったので店舗家賃も高額だと思う、そのための集客力をはじめトライする姿勢、さらにスニーカー分野でのプロの知見など、他業界から得ることも重要だと改めて感じた。
〇「自分で使いたくなる店」、数が多いからこそ何故その店を選んだのか?を考えてみる。自社で運営するコインランドリーをユーザーの1人として利用しているが、空き時間を横のスーパーで過ごすことを考えており、そこをビジネスの視点で考えることは今まではなかったことに気付かされた。今後もどうしたらその空き時間が仕事になるのかと考えてみたいと思う。
〇コインランドリー+カフェ、スーパー銭湯など、今のビジネスではプラスαの融合で無ければ生き残っていけないのかと思った。私たちのいる遊技業界では、集客力とお金の動きは異業種と比較しても強く多いと思う。その業界の強みを何かのサービスと融合させることが仕事にならないのかを考えてみようと思う。
〇ネガティブな印象、面倒な家事である洗濯をポジティブに考えていくのは印象に残った。利益を生むための併設サービス、そこからまた新しい価値が生まれる。とても勉強になる内容でした。
▼まとめ▼
当社の事業としても展開するコインランドリー事業で成功しているモデルケースを学びました。
コインランドリーは、生活必需サービスだけでなく投資の側面も兼ね備えている事業ですが、成功させるために必要な要素は①集客力②居心地③付加価値だと考えます。
例えば、
①集客力においては、洗濯スペースではなく他のサービスを併設することで両面で集客力を利用する。
②居心地においては、「待ち時間」というネガティブな要素を利用し、他の有料サービスを提供する。
③付加価値においては、お洒落で快適な空間提供、SNS映え、洗濯代行、集客サービスなど、若いママさんや若年層に支持される空間づくり。
などが思い付きます。
洗濯=家事=ネガティブという潜在的に根付いている印象を、どのようにポジティブ変換させることができるのかがポイントだということ。
コインランドリー自体で一生懸命に集客する努力は必要です、しかし天候に左右されたり、近隣に新しい店舗ができることで集客力は安定しません。
いかに〝自分自身でも通いたいか〟を常に考え続けること。ただの反復ではなく、創意工夫をしながらの継続をコツコツ積み上げていく努力が必要です。
今あるサービス+今あるサービスの融合、モノやサービスで溢れかえる今の世の中では全く新しいサービスを作りだすことよりも、既存サービスを融合させることで生まれる新たな価値創造を狙う方がより安全にスピーディな結果を出すことができるかもしれません。
今回のテーマは自社にとって必要な情報がたくさん詰まっていたので、少しでも知恵を出してより良い展開を目指していきたいと思います。
参加してくれた社員の皆様、ありがとうございました。