『社内勉強会』
vol.61

こんにちは。
株式会社プラスエイチです。

 

新型コロナの感染拡大の激しさが増し、1日の感染者数が20万人を超えるような状況が出ていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

感染対策といっても、これだけの拡がりではなかなか難しい状態ではありますが、注意し過ぎるということもありませんので皆様もくれぐれも気を付けて生活してください。

 

さて、昨日は終業後に社内勉強会を開催しました。

今回のテーマは、稲盛経営哲学『経営のこころⅠ』-判断基準、ミッション、ビジョン、フィロソフィ-です。

「経営のこころ」というテーマで、自らの経営を振り返りながら、経営における判断基準、ミッション(使命)、ビジョン(目標)、フィロソフィ(哲学)の必要性を述べた講話。経営者はこの「経営のこころ」を持った、すばらしい精神風土の企業をつくらなければならないと説いている。

 

1)「敬天」の思想と「人間として何が正しいのか」という判断基準
・会社の判断基準を『人間として何が正しいのか』という一点に絞る
・人間として正しいことを正しいままに貫いていく
・天に恥じない経営をする

 

2)「愛人」の思想と「全従業員の物心両面の幸福を追求する」という経営理念
・会社とは、その中に住む従業員に喜んでもらうことこそが真の目的であり経営者の使命
・経営理念とは経営者の私利私欲ではなく、広くすべての従業員の幸福をはかるもの
・利己を離れた利他、私益を離れた公益
・経営理念が従業員と共有できるものであるということが大切

 

3)京セラ成長のパワーの源泉は「夢」「希望」「ビジョン」
・会社が目指すべき目標を明確なビジョンとして社員に示し、それを何としても達成するという強い願望を社員と共有してもらうことが必要不可欠
・企業に集う人々が「こうありたい」という共通の夢、願望を持っているかで企業の勢い、いわば成長力はまったく違ってくる

 

4)「フィロソフィ」はいかにして誕生したか
・ベクトルを合わせることに妥協してはならない

 

5)ミッション、ビジョン、フィロソフィを確立し、ひたむきな努力を重ね続ける
・判断基準、どのようなミッションを掲げ、どのようなビジョンを打ち出すことができるのか、確固たるフィロソフィを確立することができるかどうか。それらに従業員が共鳴し、ひたむきな努力を重ねていくことができるのかどうか、すべてはそこに掛かっている。

 

<<まとめ>>

企業経営という大きな部分だけでなく、日々働いている上での判断基準を「人間として何が正しいのか」に置くこと、プリミティブで幼稚だと感じる人もいるかもしれないが、仕事・人生をより良くしていく為には大変分かりやすく大切なキーワードだと考えます。

当社でも経営理念は掲げています。
『全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に
  一、お客様の期待を超える感動をお届けする
  一、事業を通じ快適社会と経済発展に貢献する』

毎朝の朝礼で唱和していますが、現時点では全従業員と共有できているとは言えないレベルです。

ここで働く仲間全員が、当社の存在する目的に共鳴共感していいただけるよう、これからも毎日の唱和と業務の中で浸透させていく努力が必要だと感じています。

こうしたベクトルを合わせるということは生半可な気持ちでは決して実現できません。

その為に企業が持つ哲学、いわゆるフィロソフィが必要になってきます。

『いい会社をつくる』という強く持続した想いを持つこと、そこに共感してくれる社員を一人ずつ増やす努力をする。

そのひたむきな想いが明るい未来をつくるということを信じ、更なる努力を継続して参ります。