こんにちは。
株式会社プラスエイチです。
現在54期目の当社ですが、今月は決算月です。
6月からの55期に向かい今は全社員さんとの個人面談を行っているところです。
上半期・下半期と1年を半分に分け、一人ひとりが経営理念・VALUE・自己目標の3点について目標設定し自己評価していく目標管理シートを使用します。
目的と目標、目標と手段を混在させないよう、仕事を通じてお客様にどう貢献し、どう成果を上げ、どう成長していくのかを自己分析しながら目標を作っていくイメージです。
最初の頃はなかなか上手に文章化することができなかった人も、回を重ねるごとに徐々に書けるようになってきています。
〝今後自分がどうなっていきたいのか〟
〝自分自身をどう活かしていけばよいのか〟
〝未来にどう成長していきたいのか〟など
なんとなく曖昧だったところが、徐々にイメージできるようになってきているのかもしれません。
人それぞれ成長スピードは違うのは当然です。中小企業は規模が小さい分、社員一人の成長が会社の成長へダイレクトに直結してくるので、一人でも多くの社員さんが成長していってくれるよう、私自身も努力を怠らずやっていこうと見つめ直し頑張ります!
さて、ここからが本題の社内勉強会についてです。
今回はテレビ東京の経済番組「ガイアの夜明け」より「ドン・キホーテの生きる道~もっと尖った店をつくれ~」を視聴します。
『驚きの安さで日用品や食品から家電、ブランド品まで“何でも揃う”ディスカウントストア「ドン・キホーテ」。
最近では、ユニークなPB商品も人気。しかし、ドンキには知られざる悩みが・・・。
スーパーやドラッグストアなど他の店でも置いてあるような商品が増え、ドンキらしい尖った品揃えが薄れているというのだ。
そんなドンキが今、商品のジャンルを絞った「特化型」の店舗を続々とオープンさせている。
その驚きの店づくりとは?さらに積極的な買収で、スーパーも手に入れたドンキ。
新たな“稼げる店”に生まれ変わらせようと、新戦略で挑んでいた。ドンキの生きる道、その全貌に迫る。』
≪参加者の感想≫
・特化することで差別化を図る、当社でのコインランドリーなど販路を拡げていく時に有効だと感じる。また〝失敗したらすぐに撤退し次の手を打つ〟というチャレンジの姿勢や〝変えるものと変えないものの考え方〟など自分の仕事にも活かせる内容でした。
・Z世代をターゲットにした出店計画では、20代前半の若い社員の意見をよく聞き、意見を取り入れ、任せていく中で、若い社員が積極的に行動していく姿勢が素晴らしいと思った。私は会社に入って短くやれることも限られているが、大きな声で挨拶、テキパキ動くなどの積極的な姿勢で仕事に向き合っているので、今後も継続してやっていこうと思う。
・大手でも努力しているのだから、我々のような中小企業はもっと努力していかないといけないと感じた。厳しい時代だからこそ、会社も個人も成長意欲がないと生き残っていけないと改めて考えさせられた。特に〝挑戦していく姿勢や意識の高さ〟をとても感じたので、我々もそういった意識をより強く持ってやっていかないといけないと感じた。
・ドンキのPOPは有名ですが、実際に自分も買い物の時に〝新作〟POPがあると立ち止まってしまう、どんなに良い商品・良いサービスでも気付かれなければ意味がない。昔はパチンコホールでもPOPをたくさん使っていたこともあるが、最近はそういったこともなくなっているので、改めてPOPは考えた方が良いと思う。全体的に感じたことは〝柔軟な発想〟〝ネーミング〟〝若い世代の常識〟などから〝変化する〟というキーワードが頭に浮かびました。
・果敢な挑戦、自分とのギャップ、若い世代の考え方が全然違うと感じた。ドンキらしい〝尖った商品〟はパチンコホールでも合って良いと思う、一般市場にどこにでもある商品よりも珍しい商品など〝狭くて深い〟商品選定の仕方を考えていこうと思う。
≪まとめ≫
今回は私たちの生活区域にもある激安で有名な『ドン・キホーテ』がどのような戦略で成長しているのかを学びました。
商品が大量に陳列されているイメージが強いドンキですが、商業施設のテナントとして〝菓子ドンキ・酒ドンキ・コスメドンキ〟などの特化型店舗への挑戦を行いながら新たな成長を目指している内容です。
参加者の感想でも〝挑戦〟〝失敗したらすぐに撤退し次の手を打つ〟というキーワードが挙げられていた点からも、今当社に必要なことだと言うことは誰もが感じていることを共有しました。
特に10代~25歳のZ世代の若い世代の価値観を知ることが、今後のビジネスにとって必要な要素だと考えます。ドンキではその世代に向けた〝キラキラ・ドンキ〟に挑戦しています。
Z世代は、これからの日本を支えていく世代であり、我々の常識とは全く違った価値観を持っています。その世代の価値観を知って受け入れること、その世代をターゲットにしたビジネスが今後更に伸びていくことは容易に予想できます。
一例ですが、最近ではファストファッションの台頭として中国の「SHEIN」が時価総額12.9兆円のユニコーン企業として注目されています。ZARAやH&M・UNIQLOといったブランドがファストファッションを牽引してきましたが、SHEINがその業界の常識を覆し進化させています。
戦略的はマーケティングが大部分を占めているので割愛しますが、顧客ターゲットがZ世代で欧米を中心に全世界のZ世代に支持され、現在では売上2兆円の規模にまで成長しています。
この会社も元々はウエディングドレスを販売する会社でしたが、2014年に業績不振によりリブランディングしています。
時代の変化が激しい現在、逆に言えば過去にうまくいっていたことが通用しなくなっている現在とも言えます。こういった変化に対し迅速に対応できなければ衰退・消滅も避けられません。
今、私たちの会社がどのような考え方を持たねばならないか、ドン・キホーテのような大手でもトライ&エラーを繰り返しながら成長戦略を行っていることを知ることができたことは、一歩踏み出す勇気と強い危機感を覚えたのではないでしょうか。
明日の未来をどう作っていくのか、現状に満足せず新しい会社の未来を作るキッカケにしていきましょう。
いつも参加してくれる社員の皆さん、ありがとうございます。