『社内勉強会』
vol.51

こんにちは。
株式会社プラスエイチです。

 

昨日は51回目の社内勉強会。

年間26回なので次回で丸2年経過となります。

今まで研修やセミナーなどとは縁のなかった当社ですが、これからの社会で勝ち残っていくためには社員教育が必要だと考え継続しています。

まだたった2年ですが、これが会社の文化にまで浸透していけるよう愚直に努力していきたいと思います。

 

それでは本日もよろしくお願いいたします。

今回の教材は「考え方シリーズ」〝京セラフィロソフィ№15〟です。

 

●採算意識を高める

・日々の仕事をしていく中で常に意識するポイント

・採算とは「利益意識」ではなく「原価意識」のことであり、常に原価を考える意識

・一人ひとりが経営者と同じように原価を考えた仕事をする

・原価に対して敏感な従業員が増えると、経営はうまくいき始める

 

●倹約を旨とする

・出ていく経費を最小限にすることが、従業員が最初に経営参加する一歩目

・現在は過去の努力の結果、未来は今後の努力で決まる

・倹約する姿勢は、会社が立派になろうが決して曲がってはならないこと

・人格が結果を求める、人生を決める ※人格=器量、人間性のこと

 

●必要な時に、必要なだけ購入する

・在庫がないとモノの取扱いが丁寧になる(心理的メリット)

・在庫を持たない=倉庫コスト、在庫金利、棚卸コスト、廃棄損など見えない経費が増えることに繋がる

・一見すると高くモノを購入するため効率が悪いように見えるが、長い目で見ると決してそうとも限らない

 

●現場主義に徹する、経験則を重視する

・現場には問題を解くためのカギが生の状態で存在している

・「知っている」と「できる」は一緒ではない ※知識と経験の違い

 

●手の切れるような製品をつくる

・手の切れるような製品=性能だけでなく見た目も美しい製品

・完璧な仕事を目指す姿勢

・製品=仕事の質

 

≪参加者の感想≫

・人格は変化する話では、変化する前に本人の意識改革が必要だと感じる。そのためには全員が会社に関わっていく姿勢が必要になり、その結果として人格変化が生まれてくるのでないかと思った。

・「経験則を重視する」の話を聞き、自分自身でも善かれと思って始めたことでも、振り返ってみると状況の変化によって途中で変えられないことがあると感じた。

・「現在は過去の努力の結果、未来は今後の努力で決まる」という言葉を聞いて、今の状況を一回受け入れることが必要なのではないかと思った。仕事もプライベートも全てにおいて常に考えて努力していくことが必要だと感じた。

・「倹約を旨とする」は会社の規模に関係なく長期的に持続していかなければならない。心を高めるために、読書・人との会話・尊敬する人を作ることで徐々に高まっていくのではないか。自分自身を第三者視点で見る、日々反省をしていく中で成長していくのではないかと思う。

・「採算意識を高める」を聞いて自分の業務に当てはめてみると、帰社時間が遅くなり高速を使用し残業時間を短くした方が良いか、もしくは高速を使わずに残業した方が良いか、自身の人件費を時給換算することでどちらのコストが高いのかを考えるようにしていきたい。

 

≪まとめ≫

今回の講話は従業員一人ひとりが意識できる項目だということもあり、それぞれの持ち場立場で話の捉え方が違ったように感じます。

会社は、一人ひとりが経営に参画しようとする姿勢や意識が強く多くなれば自然と強固になっていく性質がありますが、その第一歩目が「採算意識=原価意識」です。

例えば月給30万円の人が20日間出勤すると、1日15,000円。

1日8時間労働で1時間1,875円、1時間を10で割ると6分間187.5円となります。

何もしていなくても187.5円のコストが発生していること、1時間何もせずボーっとしても1,875円のコストは発生し、このコスト以上の付加価値を生み出さなければ赤字ということになります。

このコスト意識を持ち日々仕事をすることが経営に参画すること最初のステップということです。

 

また、「現在は過去の努力の結果、未来は今からの努力で決まる」について、私の考え方は「努力の結果」だけでなく「自分の選択の結果」と考えるのも良いかと思います。

勉強会に参加する・参加しない、言われたことを一度やってみる・やってみない、率先垂範する・しない、これらは全て自分で決めたことであって、他人の責任とはなりません。

人間は基本弱い生き物なので、どうしても自分を守るために原因を自分の外に置いてしまうことが多いですが、そこを他責ではなく自責にすることで否が応でも前に進むことができるのではないでしょうか?

例えば2月に開催さえた北京冬季オリンピックのスキージャンプ高梨沙羅選手、彼女は男女混合戦でスーツの規定違反で失格となりました。

事前のチェック方法など違和感を持たれた方も多いかと思いますが、そこで彼女は一切他人の責任にせずSNSを通じ自分の責任だと謝罪をしました。

その自分に厳しい選択をした結果、オリンピック後のワールドカップでは復活優勝。

たまたまかもしれませんが、目の前に現れた事象に対しどの選択をするかで、その後の未来は決まってくるという今回の内容と一致した瞬間でした。

こういった話は自分の中に蓄積された情報と新しくインプットした情報の点と点が重なり、新たな気付きや学びになるのだと改めて学びました。

今回も参加してくれた社員の皆さま、ご協力ありがとうございました。