『社内勉強会』
vol.49

こんにちは。
株式会社プラスエイチです。

昨夜は49回目の社内勉強会日。
前回、新しく取り入れた教材で、企業様の実例や取り組みを学びましたが
今回はベクトル・考え方を共有していくシリーズです。

本日の教材は『京セラフィロソフィ№14』で当社の勉強会としては2回目の視聴となります。
前回は2020年10月でしたので、その後の1年で自分自身の中でどのような気付きの変化があるのか、
楽しみながら学んでいこうと思います。

勉強会まとめに入る前に、稲盛和夫氏の著書『成功への情熱』に書かれている内容をご紹介します。
コロナにより現事業の未来が見えなくなっている現在、
新しい事業にチャレンジするために大切なことだと改めて感じます。

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『情熱が時代を開く』

たくさんの理由を挙げて、「だからできない」と言う人がいます。
これがない、あれもない、という具合に必ず理由を見つけてくるのです。

もし、皆がこんな調子だったら、新しい事業を達成することなど決してできないでしょう。

まず、何もないという前提のもとに、新しいプロジェクトに着手すべきです。
どんなことがあろうとも、このプロジェクトをやり遂げるという強い願望を持つのです。
そして目標を達成するためには、必要な人材や資金、設備や技術をどのように調達するか、
といった事柄まで明示した計画を作らなければなりません。

新しいビジネス・プロジェクトに乗り出して行くとき、予期しなかった多くの難問、難題が出てくることでしょう。
それを成功させるためには、自分自身を信じ、強烈な願望を抱いて目標を追い続けなければならないのです。

そうすれば、夢を実現させることができると、私は信じています。
勝算を問われた時、答えに窮するかもしれませんが、それはどうでも良いことです。
創造の世界を司るのは、統計数字ではなく、それを創り出す人間の情熱と意志なのです。

日本の明治維新でも、またどんな革命でもそうですが、情熱だけが新しい時代を開くことができるのです。

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〇売上を極大に、経費を極小に
・常識に捉われず高収益を目指す
・「売上を極大に」するには営業努力あるのみ
・「経費を極小に」するには経費項目の細分化が必要

 

〇日々、採算をつくる
・月次は翌月の1週間以内(最悪10日まで)にできていなければ翌月の手が打てない
・毎日最新の数字を見ながら経営を行う
・月次決算は、締日から10日以内につくる
・採算は経営者の意志でつくられる

 

〇健全資産の原則を貫く
・死んでしまっている備品や商品は資産として上げてはならない
・利益を出すための経営のやり方を考える
・不良資産を消して健全資産の原則を貫く
・実際のお金の流れを正確に把握する
・「当座買い」には大きなメリットがある

 

〇能力を未来進行形でとらえる
・能力は伸びていくことを前提に人生を設計する
・まずは能力の進歩を信じる
・嘘を方便にする
・能力を未来進行形でとらえるからこそ、進歩・発展はある

 

〇目標を周知徹底する
・目標を共有し全従業員の力を結集させる
・全員に周知徹底していかなければ目標達成はできない
・末端の従業員まで協力してもらうことが必要
・全員が共同経営者だという意識を持った企業は強い

 

<参加者の感想>
・「給料分だけ働けばいい」のではなく、給料以上に付加価値を出して働くことが必要だと感じた。

・当社でも月次決算を行い、採算表を作成しているが、その採算表から何を変えていくのか、各部署にミッションを与えることで参画意識が芽生えてくるのではないかと感じた。

・健全資産の項目で、家庭でも不要な物や過剰な物が溢れているので同じことだと感じた。
場所を潰してしまったり、探すのに手間がかかる、または見つからないなどが発生しているなどムダになっている資産がある。
資産とはいえ、ムダな物は全て捨て働きやすさ、生活のしやすさを目指し片付けていこうと思う。

・今の自分がどのように会社に貢献していけば良いのかを考える機会になった。
やっている仕事を今よりもスムーズに行う、プラスアルファで違うことができるようなれば貢献に繋がるのだと思った。

・健全資産の項目で、過去に不良在庫になっている状態で放ったらかしにしてしまっていたが、今は改善し早めの対処を行えている。
当座買いでは、今いる分だけを購入するように現場とのコミュニケーションを高めよりムダのない状態に近付けていきたい。

・能力を未来進行形でとらえる項目では、本人の努力、出会い、運もあると思うが、最終的には本人の覚悟によるものだと思う。
今の自分は覚悟が足りていないと感じる。

・売上を大きくすることは自分の業務では難しいが、経費削減はできるし意識をして行っています。
1人で残って残業する場合も、自分一人に対し光熱費が掛かっていることまでは考えていなかったし、いかに非効率だとも考えさせられた。
より作業効率を高めていくことを目指していきたい。

 

<まとめ>
仕事は複雑なことが絡み合ったことも多いが、その複雑な事象をいかに単純に考えることが重要です。

特に『売上を極大に、経費は極小に』はとてもシンプルで分かりやすい哲学だと思います。

会社は働く人が安心して生きていけること、その為には売上・利益は切っても切れません、
業界がどうとか業種がどうとかは関係なく自分がどうしたいのかが重要だということ。

健全資産についても数年間残っている在庫の価値を考えれば、一時的に損は出るかもしれないが早々に落としておく。

では、どうしたら一人ひとりが参画意識を持って仕事に向き合うことができるのでしょうか?

これはとても重要な課題であり、同時に難しい壁だと感じます。

自分が貰っている給料分だけ働けば良いと思ってしまえば、プラスマイナスゼロ状態であり会社への貢献とは言えないということ。

厳しい言葉ではありますが、安定した会社にしていくためには給料分以上の付加価値を稼ぎ出す力が必要だということです。

未来が見えにくい現在、社内にいる一人ひとりが自分事として考えてくれ、知恵や創意工夫を出し合ってくれるような環境、

当社のような中小企業には全員一丸となって会社を存続していきたいという強く持続した願望が強烈に感じた。

いつも積極的に参加してくれる社員の皆様、協力してくれてありがとうございます!